11月3日(日)最終日
いつもは土曜日の方が多い事が良くありますが、今年は日曜日の方が多かったです。
とは言え、今年は昨年より客の入りが少なかったように思います。
しかしながら、12時から鈴木大介さんの試奏コンサートが有りましたので、それを目当てにたくさんの方が来場されたようです。
もちろん私もコンサートをちゃっかり聴きました。
ただし、我々製作家の悲しい性、いつも音楽を楽しむと言う事が出来ません。
どのギターがどういう風に鳴っているのか、どの様に聴こえるかとか、そんなことを研究しながら聴いてしまいます。
やはり、製作歴の長い大御所製作家さんもそういう風に聴いてしまうそうです。
「最近ようやく音楽を楽しんで聴く事が出来るようになった」と、依然話されていました。
皆さん熱心に試奏されています。
午後1時過ぎの様子ですが、コンサートが終わって皆さん展示会場に集まり始めたため、どのギターも全て試奏者で埋め尽くされてました。
会場にいらしたこの女性。大変美音で演奏してくれます。
「大西さんのギター、好き」とまで言ってくれて感激です。
折角ですから、こちらを向いて演奏していただきました。
ナント!実は、
その方は、あの人気ギタリスト宮下祥子さんです!
「日曜日会場に行きます、ギター弾かせて下さい」との事でしたので弾いてもらっちゃいました。
この後他の展示ギターも何本か演奏されて、製作家さんたちに色々感想を話されてました。
こういった演奏家側からの意見は、製作家にとっては大変有りがたいものです。
今後の製作の参考になり、より良い物を作るのに役立ちます。
もちろん私は、プロの演奏家の意見の他、アマチュアの方の意見も聞いたりしています。
時々自分のギターの傍にいてご意見を伺ったりしています。
でも、傍にいると遠慮して試奏してくれない方が結構いますので、いつも傍にいる事はしてません。
何かご意見がございましたら、傍にいなくても是非色々とお聞かせください。
今年も大変収穫の多い年でした。
また来年も出展しますので、是非いらしてください。
今回展示したギターは見本として常に手元に置いてありますので、事前にご連絡いただければ試奏は可能です。
名古屋近郊に来られる際にでも是非試奏しに来て下さいね。
おわり
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テーマ:ギター - ジャンル:音楽
11月2日(土)
出展作品による試奏コンサートが13時30分~14時と15時15分~15時45分に有りました。
演奏はギターの名手、益田正洋氏です。
私のは、二回目の15時15分からのコンサートで演奏されました。
画像は試奏ブースで、楽器と演奏曲との合わせの時の物です。
どのギターはどの曲が合うか決めてもらっています。
今回の出展ギターは約7年半前に製作したものです。
メイプルボディーのギターで、トルナボス付のトーレスのコピーモデル。サウンドホールから木製のトルナボスが見えます。
そんなギターに一番合った曲を選んでいます。
結局私のギターは、M.ジュリアーニ作曲ソナタOp.15より第2、3楽章に決まりました。
小林一三さんの、今井勇一さんの、寺町誠さんのと順番に演奏が終わり、いよいよ私の番です。
一番緊張する瞬間です。(写真なんかとってる場合じゃないぞ!)
演奏を始めるほんの一瞬、撮影しました。自分のギターの音が実際どうなんだ?という最大限に緊張する瞬間です。(だから写真を撮ってる場合じゃないぞっ!)
演奏中を撮影したかったのですが、基本的に演奏中の撮影は禁止です。ですから、このタイミングで撮影しています。
演奏が始まった瞬間、
あ~・・・ヨカッタ・・・。
ちゃんと音が通っている・・・。
これがいつも心配ですね。ちゃんと音が後ろまで届いているか。はっきり聴こえるか。きれいな音がしているか。
自画自賛になってしまいますが、このギターは全てが良かったです。
前出の製作家お三方は、皆さん著名な名工です。
私一人、迷工です。恥かかずに済みました。
コンサート終了後、展示会場に戻る途中に早くも声をかけられ、色々と製作やオーダーに関する事を質問されてしまいました。
展示会場に戻った後も、何人かの方が注文などに関して質問が有りましたので、たぶんお客さんの評価は高かったと思います。
後ほど、展示会場に戻ってこられた益田氏にちゃんと音が後ろまで通っていたことを報告したところ、「弾いた瞬間、音が後ろまで飛んでいった感じがしたから分った」との事。
演奏者側からも良い感触を得る事が出来ました。
まだ製作家として駆け出しの時に製作したこのギターが結構評判が良かったのが、自分でも驚きです。
でも、今製作するギターは更に、もっともっと良いギターですよ!
みなさん、注文してね! ちゃっかり宣伝、宣伝・・・笑
その3につづく
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2013弦楽器フェアにご来場くださいました皆様、有難う御座いました。
無事終了いたしました。
ちょっと遅くなりましたけれど、フェアの様子をUPいたします。
10月31日の木曜日。いつもの如く前日入りです。
取り敢えずギターを展示してブログ用に撮影しました。
フェア当日はこんな感じで展示しました。
展示楽器の解説書や名刺、チラシ等がまだ置いてないのでスッキリした感じです。
フェア初日
初日は金曜日とあって、お客さんの入りが今一つです。
しかし、平日にわざわざ来場される方々は大変熱心な方が多いように見受けられます。
サラリーマンの方などは休みを取って来てくださって、試奏も真剣そのものです。
平日のメリットは、人が少ないので試奏しやすいと言う事です。しかも試奏者が少ないので、ギターの音が聴こえやすいです。
隣で試奏されている人がいませんと、それだけでも自分の弾いている音が聴こえやすいですね。
試奏マニアの方には、金曜日の午前中が一番のおススメです!
お昼過ぎまではこんな感じで、比較的すいていました。
昨年より、客の入りが少ない感じでした。
2007年から出展させていただいていますが、年々客の入りが悪くなっている感じがします。
午後4時から沖 仁さんのミニコンサートがありましたので、2時くらいから急にお客さんが増えました。
流石に人気のあるギタリストだけあります。
もちろん私もミニコンサートを聴きました。
弦楽器フェアは入場料1000円ですが、三日間ともミニコンサートや試奏コンサートがありますので、それを聴くだけでも元は取れてしまいます。
まだ来られたことが無い方にはぜひ、来年お越しください。
その2につづく
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