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ギター製作家・大西達朗です

ギター製作家としての視点から・・・。でも、ほとんど どうでも良い内容です。

メゾソプラノと19世紀ギターによる シューベルト「冬の旅」CD 発売

メゾソプラノと19世紀ギターによる シューベルトの歌曲集「冬の旅」のCDが発売されます。

メゾ・ソプラノ : 駒ヶ嶺ゆかり(こまがみねゆかり)
ギター : 宮下祥子(みやしたさちこ)

駒ヶ嶺さんと宮下さんが5年間の準備期間を経て、昨年の2017年12月に北海道で「冬の旅」全曲演奏会をおこなって、大変評判が良かったとの事。そして今年4月に東京で録音し、このたびCDとして販売されることとなりました。

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今回の宮下祥子さんの新譜は伴奏に徹していますが、そもそもシューベルトの歌曲は伴奏と一体となっていて、なくてはならない存在ともいえます。

シューベルト作曲の「冬の旅」は通常ピアノ伴奏ですが、ギター伴奏で歌われるものがほとんどありません。
ピアノ伴奏より聴きやすく、シューベルトの歌曲にはむしろギターのほうが良く合うように思います。

シューベルトの時代は、ピアノ伴奏の歌でもギター用に編曲してよく歌われていたそうで、出版社もギター編曲版をまず出版してから、その後オリジナルのピアノ伴奏版の楽譜を出版していたそうです。
当時ピアノは庶民の手に届かない高嶺の花で、ギターの方が一般に普及していた為、その方が楽譜が売れたようです。

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「冬の旅」は詩人ヴィルヘルム・ミュラーの詩集による失恋の詩で、シューベルトは24曲からなる歌曲として作曲しています。重苦しく絶望感のある作品です。
元々は男声の為の曲ですが、メゾソプラノとギターと言う取り合わせで、聴き終わった後の重く暗くなるような感覚が起きないので、何度も聴きたくなる演奏です。
個人的には、シューベルトの「冬の旅」は一度聴くともう聴きたくなくなるし、気分が落ち込みますが、その様な感覚が起きてこなかったのが新鮮に感じられました。だからと言って決して「冬の旅」の世界観が表現されてないと言うわけではありません。
女声と19世紀ギターの組み合わせの妙かと思います。
因みに19世紀ギターはラコートモデルを使用しています。勿論、大西達朗製作の物です。



9月27日が正式の発売日ですが、宮下祥子ギター教室では先行販売をされるとの事。
私は先日、送られてきていますので、誰よりも早く聴かさせていただきました。
また、タワーレコードのオンラインショップでの販売が9月30日から行われます。
ぜひ、一枚(とは言わずもっと沢山でも良いですが)お買い求めください!!!

詳しくは宮下祥子さんのブログをご覧ください。

クラシックギタリスト・宮下祥子 公式ブログ 2018年9月14日の記事


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テーマ:ギター - ジャンル:音楽